「腸内フローラ」は、もうだいぶ有名になりました。ヨーグルトのCMでも、健康番組でも耳にする。でも「膣内フローラ」って言われたら、どうでしょう。
——正直、私は40代に入るまで知りませんでした。
膣の中にも腸と同じように「お花畑」がある。そこに棲む乳酸菌が、ニオイも、かゆみも、乾燥も、全部コントロールしてくれている。この仕組みを知ったとき、今まで自分がやってきたケアが「逆効果」だったことに気づいて、ちょっとショックでした。
この記事では、膣内フローラの正体と、バランスが崩れたときに何が起きるのか、そして自分でできるケアまでをお伝えします。
この記事の内容
- 膣内フローラとは?腸と同じ「菌のお花畑」
- 膣を守るラクトバチルス菌と「自浄作用」の仕組み
- バランスが崩れる5つの原因
- 崩れるとどうなる?体に出るサインと放置のリスク
- 膣内フローラを整える5つの習慣
- よくある質問
膣内フローラを守る「洗い方」、知っていますか?
Dr.Dianaデリケートソフトフォーム 30ml ¥1,980(税込)
特許成分ツバメの巣発酵エキス配合|弱酸性|7つのフリー
オンラインショップで購入する膣内フローラとは?腸と同じ「菌のお花畑」
あなたの膣の中にも、目に見えない生態系がある
腸の中に善玉菌と悪玉菌がいるように、膣の中にも菌が棲んでいます。この菌の集まりを「膣内フローラ(膣内細菌叢)」と呼びます。フローラとは「お花畑」の意味。顕微鏡で見ると、いろんな種類の菌がまるで花のように群生しているところから名づけられました。
文京区のサンヒルレディースクリニックによると、腸内に腸内細菌叢があるように膣内にも膣内細菌叢があり、さらに子宮内にも子宮内細菌叢が存在します。これらの臓器はお隣同士なので、腸内の常在菌が膣内へ、膣内から子宮内へ移行することもあるそうです。
つまり、腸と膣と子宮。この3つの「フローラ」はつながっている。腸活が大事って言われるのは、こういう背景があるんです。
善玉菌の主役は「ラクトバチルス菌」
膣内フローラで善玉菌の中心にいるのが、ラクトバチルス菌(乳酸桿菌)。別名「デーデルライン桿菌」とも呼ばれます。1892年にドイツの産婦人科医アルベルト・デーデルラインが発見したことに由来しています。
健康な膣内では、このラクトバチルス菌が圧倒的に多い状態。産婦人科クリニックさくらの桜井明弘院長(日本産科婦人科学会専門医)によると、ラクトバチルスは膣内を弱酸性に保つことで、カンジダなどの真菌や細菌が侵入して増殖するのを防いでくれるとのことです。
腸内フローラとの違い
腸内フローラは善玉菌20%・悪玉菌10%・日和見菌70%のバランスが理想とされています。一方、Varinos株式会社の解説によると、膣内フローラは善玉菌であるラクトバチルス菌の割合が90%以上である状態が望ましいとされています。膣のほうが、善玉菌ひとり勝ちの状態が「正常」なんです。
膣を守るラクトバチルス菌と「自浄作用」の仕組み
エストロゲン → グリコーゲン → 乳酸。この連携プレーがすごい
ラクトバチルス菌は乳酸を生み出し、膣内をpH3.8〜4.5の弱酸性に保つことで雑菌の侵入・増殖を防いでいます。これが「膣の自浄作用」と呼ばれる防御システムの正体。仕組みを知ると「なるほど、だからあの症状が出てたのか」と腑に落ちるはずです。
エストロゲンが膣壁の細胞を増やす
女性ホルモンのエストロゲンには、膣壁の上皮細胞を増やす働きがあります。冬城産婦人科医院によると、エストロゲンは膣粘膜の膣上皮細胞に含まれるグリコーゲンを増やす役割を果たしています。
ラクトバチルス菌がグリコーゲンをエサにする
膣壁から剥がれ落ちた細胞に含まれるグリコーゲンがブドウ糖に変わり、ラクトバチルス菌のエサになります。菌はこれを分解して、乳酸を生み出す。
乳酸が膣内をpH3.8〜4.5の弱酸性に保つ
かまたクリニックの解説によれば、デーデルライン桿菌がグリコーゲンを乳酸に変えることで、膣内は常にpH4前後の酸性に保たれます。この酸性環境では、大腸菌やカンジダ菌などの悪玉菌はほとんど生き残れません。まさに「酸のバリア」です。
エストロゲン → グリコーゲン → ラクトバチルス菌 → 乳酸 → 弱酸性 → 雑菌を排除。このリレーが「膣の自浄作用」の正体です。
おりものが少しヨーグルトのような酸っぱいにおいがするのは、乳酸菌が元気に働いている証拠。異常ではありません。これを「臭い」と感じてゴシゴシ洗ってしまうと、逆効果なんです。驚きました、この事実を知ったときは。
バランスが崩れる5つの原因
「なんとなく不調」の犯人は、意外と身近にいる
膣内フローラが崩れる主な原因は、ボディソープでの洗いすぎ、エストロゲンの減少、抗生物質の服用、ストレス・疲労、蒸れの5つです。どれも特別なことではなく、日常のなかに転がっています。
ボディソープ・石鹸での洗いすぎ
一番よくある原因がこれ。かまたクリニックによると、一般的なボディソープは「弱酸性」と書かれていてもpH9〜10前後のアルカリ性であることが多いそうです。膣の本来あるべきpHは3.8〜5.2。この差はかなり大きい。洗えば洗うほど善玉菌を流してしまう「逆転現象」が起こるんです。
エストロゲンの減少(更年期・加齢)
冬城産婦人科医院の解説によると、閉経後はエストロゲンが低下するため、膣上皮のグリコーゲンが減り、善玉菌も減少。その結果、膣内の酸度が下がり自浄作用が弱まるとのことです。40代後半から膣の乾燥やかゆみが増えるのは、このメカニズムが背景にあります。
抗生物質の服用
産婦人科クリニックさくらの桜井院長は、抗生物質を服用するとラクトバチルスが減り、カンジダが侵入・増殖すると解説しています。風邪の治療で処方される抗生物質が、膣内フローラにまで影響する。善玉菌も悪玉菌も区別なくやっつけてしまうのが抗生物質の宿命です。
ストレス・疲労・睡眠不足
心身の疲れはホルモンバランスを乱し、膣内フローラにも影響します。「風邪を引いた後にデリケートゾーンがかゆくなった」という経験があるなら、体調と膣内環境は直結している証拠。
蒸れ・通気性の悪い下着
ナプキンやおりものシートを長時間替えなかったり、化学繊維の下着で通気性が悪い状態が続くと、雑菌にとっては天国のような環境に。高温多湿は悪玉菌の大好物。これはサロンのお客様にも「あ、それやってた…」と言われることが多い原因です。
崩れるとどうなる?体に出るサインと放置のリスク
おりもの・ニオイ・かゆみ——全部つながっている
膣内フローラが乱れると、おりものの量や色の変化、ニオイの悪化、かゆみ、乾燥といった症状が出ます。放置すると細菌性膣症やカンジダ症に発展するリスクも。体はちゃんとサインを出してくれますが、それを「体質だから」で片づけてしまう方が多いんです。
膣内フローラが乱れているときのサイン
- おりものの量が急に増えた、または色が変わった
- デリケートゾーンのニオイが強くなった(魚臭のような生臭さ)
- かゆみが長引く、繰り返す
- 乾燥してヒリヒリする
- おりものがカッテージチーズ状になった
放置すると起きやすいトラブル
| トラブル | 原因 | 主な症状 |
|---|---|---|
| 細菌性膣症 | 善玉菌が減り、嫌気性菌が異常増殖 | 魚臭のようなニオイ、灰色っぽいおりもの |
| 性器カンジダ症 | カンジダ菌の異常増殖 | 強いかゆみ、カッテージチーズ状のおりもの |
| 萎縮性膣炎 | 閉経後のエストロゲン低下 | 乾燥、痛み、出血 |
エナ女性クリニック日本橋では、膣内環境が乱れると善玉菌まで洗い流してしまい、かえって状況を悪化させるケースが多いと指摘しています。「清潔にしてるのに治らない」という方は、膣内フローラの乱れを疑ってみるタイミングかもしれません。
こんなときは婦人科へ
強いかゆみが1週間以上続く、おりものに血が混じる、発熱をともなう場合は、セルフケアではなく婦人科の受診をおすすめします。膣内フローラの乱れの背景に感染症が潜んでいる可能性があります。

サロンで聞く話
「ニオイが気になるから念入りに洗ってた」「かゆいからボディソープで2回洗ってた」。サロンのお客様からよく聞く話です。でも、その「念入り」が原因だった、というケースが本当に多い。膣内フローラの話をすると「もっと早く知りたかった」という方がほとんどです。
JIYU-肌愈 オーナー 原田幸代
膣内フローラを整える5つの習慣
特別なことはいらない。日常の「ちょっとした変更」で変わる
膣内フローラを整えるには、弱酸性の専用ソープへの切り替え、膣内を洗わない、腸活、通気性のいい下着、体を温める習慣の5つが有効です。難しいことは要りません。ポイントは「善玉菌を減らさないこと」と「善玉菌が増えやすい環境を作ること」。たったこの2つ。
弱酸性の専用ソープに替える
膣内フローラを壊す最大の原因が「洗い方」なら、真っ先に変えるべきはソープです。弱酸性で、膣の常在菌を守りながら汚れだけを落とせるものを選ぶ。Dr.Dianaデリケートソフトフォームは、ラクトバチルス乳酸菌+乳酸+B5を配合した弱酸性処方。洗浄しながら菌のバランスを整える設計です。
膣の中は洗わない
これ、意外と知らない方が多い。洗うのは外陰部だけ。膣内を水やソープで洗浄すると、善玉菌ごと流してしまいます。泡でなでるように外側だけやさしく洗って、ぬるま湯ですすぐ。30秒で十分です。
腸活を意識した食生活
腸内フローラと膣内フローラはつながっています。サンヒルレディースクリニックによると、健康な腸内フローラから善玉菌が膣にも移行して、膣内フローラの改善が期待できるとのこと。発酵食品(味噌、キムチ、ヨーグルト)を日常的に取り入れましょう。ラクトバチルス菌のエサになるオリゴ糖を含む食品(さつまいも、大豆、はちみつなど)も意識すると効果的です。
通気性のいい下着を選ぶ
綿素材の下着が基本。化学繊維は通気性が悪く、蒸れて雑菌の温床になりやすいです。ナプキンやおりものシートもこまめに交換する。地味だけど、これだけで変わります。
ストレスを溜めない・体を温める
ストレスはホルモンバランスを乱し、膣内フローラに影響します。睡眠をしっかり取る、湯船に浸かる、よもぎ蒸しで体を温める。サロンでよもぎ蒸しの後にフェムケアの話をすると「温まった後だと、ケアしようって気持ちになりますね」と言われることが多いんです。体を温めることで血行がよくなり、膣周辺の粘膜の健康にもプラスに働きます。
40代・デスクワークの方
「ずっとかゆみが繰り返してて、婦人科でカンジダって言われることも何度かあったんです。ボディソープをやめて弱酸性のソープに変えただけなのに、繰り返しが減った気がする。もっと早く知りたかった」
※個人の感想です。効果を保証するものではありません。
50代・更年期世代の方
「乾燥がひどくて下着に擦れるだけでも不快だったんですけど、ソープを変えて1週間くらいで”あれ、なんか楽?”って。劇的な変化じゃないけど、じわじわ実感してます」
※個人の感想です。効果を保証するものではありません。

フェムケアと膣内フローラの話
Dr.Dianaのデリケートソフトフォームには、ラクトバチルス乳酸菌と乳酸、さらにパンテノール(ビタミンB5)が配合されています。弱酸性を保ちながら、善玉菌のバランスを崩さないように設計されている。成分表を初めて見たとき、「あ、これは膣内フローラのことをわかってる人が作った商品だ」と思いました。
JIYU-肌愈 オーナー 原田幸代
「洗浄」で壊さず「ケア」もする|Dr.Dianaの成分設計
膣内フローラの仕組みを知ると、成分の意味が見えてくる
Dr.Dianaデリケートソフトフォームは、ラクトバチルス乳酸菌+乳酸+B5を配合した弱酸性処方で、膣内フローラを守りながら汚れだけを落とす設計です。膣内フローラの仕組みを知った上で成分表を見ると、「なぜこの成分が入っているのか」がはっきり理解できます。
| 成分カテゴリ | 配合成分 | 膣内フローラとの関係 |
|---|---|---|
| 菌バランス | ラクトバチルス乳酸菌+乳酸+B5 | 弱酸性を保ち、善玉菌のバランスを整える |
| 特許成分 | ツバメの巣発酵エキス | 抗炎症作用で膣周辺の肌トラブルを緩和 |
| 抗炎症ハーブ | MultiEX BSASM | 植物由来成分で特許成分と協同的にバリア機能を高める |
| 洗浄基剤 | アミノ酸+APG界面活性剤 | 必要な汚れだけを落とし、善玉菌を残す設計 |
ポイントは、洗浄力を保ちながら、膣内フローラを壊さないというバランス。従来のボディソープのように「全部まとめて洗い流す」のではなく、善玉菌を残しつつ、汚れとニオイの元だけを除去する。さらに7つのフリー(アルコール、ホルモン、石けん素地、抗生物質、重金属、蛍光剤、防腐剤不使用)で、余計な刺激を与えない処方になっています。
1本(140ml)で約2ヶ月使えるので、1日あたり約66円。コンビニのペットボトルより安い。そう考えると、ハードルはかなり低いです。
よくある質問
膣内フローラは自分で検査できますか?
医療機関で子宮内フローラ検査を受けることが可能です。ラクトバチルス菌の割合を調べる検査で、結果は2〜3週間程度で出ます。保険適用外の場合がほとんどですが、先進医療として保険診療との併用が可能な場合もあります。気になる方は婦人科にご相談ください。
ヨーグルトを食べれば膣内フローラは整いますか?
腸内フローラと膣内フローラはつながっているため、発酵食品を日常的に摂ることは膣内環境にもプラスに働く可能性があります。ただし、食べたヨーグルトの菌がそのまま膣に届くわけではありません。腸活と合わせて、デリケートゾーンの洗い方を見直すほうが直接的な効果が期待できます。
弱酸性ソープならどれでも同じですか?
弱酸性でも、配合されている成分によって膣内フローラへの影響は異なります。乳酸菌やプレバイオティクス(善玉菌のエサになる成分)を配合しているソープは、洗浄しながら菌バランスを整えるサポートが期待できます。成分表の上位5つをチェックする習慣をつけると、自分に合ったソープが選びやすくなります。
膣内フローラが乱れていても自覚症状がないことはありますか?
あります。軽度の乱れでは自覚症状が出にくい場合も。ただ、ニオイやおりものの変化に「なんとなく」気づいているケースが多いです。気になる変化があれば、まず洗い方を見直してみてください。
この記事のまとめ
- 膣内フローラとは、膣内に棲む菌の集まり。善玉菌のラクトバチルス菌が90%以上を占める状態が理想
- ラクトバチルス菌が乳酸を作り出し、膣内をpH3.8〜4.5の弱酸性に保つことで雑菌の侵入を防いでいる(膣の自浄作用)
- ボディソープでの洗いすぎ、加齢によるエストロゲンの減少、抗生物質、ストレス、蒸れが膣内フローラを乱す5大原因
- バランスが崩れると、ニオイ・かゆみ・おりもの異常・細菌性膣症・カンジダなどのリスクが高まる
- 弱酸性の専用ソープへの切り替え、腸活、通気性のいい下着、体を温める習慣が膣内フローラの改善に有効
膣内フローラの存在を知ると、今まで「なんで治らないんだろう」と思っていた症状の理由が見えてきます。敵は自分の体ではない。知らずにやっていた間違ったケアが、敵だったんです。
この記事を読んだあなたは、もう「知らない」状態には戻りません。最初の一歩は、洗うものを変えること。それだけで、膣内の善玉菌を味方につけられます。
参考情報
・冬城産婦人科医院「腟からの病原菌侵入を阻止するエストロゲンの役割」
・産婦人科クリニックさくら 桜井明弘院長「乳酸菌サプリメント プロバイオティクスIII」
・サンヒルレディースクリニック「腸内フローラと膣内フローラ」
・Varinos株式会社「子宮内フローラ検査」「子宮内の乳酸菌を増やす方法」
・かまたクリニック「フェミニンゾーンの正しい知識とお手入れ」
・エナ女性クリニック日本橋「膣内環境(膣内フローラ)を整える乳酸菌サプリメント」
・Dr.Diana デリケートソフトフォーム提案書(成分情報)
・Chen Y, et al.「Vaginal pH Value for Clinical Diagnosis and Treatment of Common Vaginitis」Diagnostics, 2021; 11(11): 1996(デリケートゾーンのpH値に関する知見)
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オーナーの本音
膣内フローラの仕組みを知ったのは40代に入ってからです。それまでボディソープでしっかり洗うのが正解だと思っていました。「清潔にしてるのに、なぜかゆい?」って悩んでたのは、実は自分で善玉菌を洗い流してたから。知ったときは正直ショックでしたね。
JIYU-肌愈 オーナー 原田幸代
AJESTHE美肌エキスパート® / 垢すり・もみほぐし歴10年