首こりからくる頭痛・めまい|原因と対処法

コラム首こり

首こりからくる頭痛・めまい|
原因と対処法

2026年2月11日 / 最終更新:2026年2月11日

「頭が締め付けられるように痛い」「ふわふわするめまいが続く」「病院で検査しても異常なしと言われた」

こうした症状、実は首こりが原因かもしれません。

首には脳へ向かう血管や、自律神経の重要な経路が集中しています。首の筋肉が硬くなることで血流や神経の働きに影響が出て、頭痛やめまいといった「首とは無関係に見える症状」が現れるのです。

この記事では、首こりが頭痛やめまいを引き起こすメカニズム、見分け方、そして自分でできる対処法をわかりやすく解説します。

JIYU-肌愈オーナー

オーナーより

「頭痛がひどくてマッサージに来ました」という方、実はすごく多いんです。話を聞いてみると、首の後ろがガチガチに張っている。首をほぐすと「あれ、頭痛が楽になった」と驚かれます。頭痛の原因が首にあるって、意外と知られていないんですよね。

頭痛・めまいの原因が首こりかも?|首こり・ストレートネック専門ケア

首こりが頭痛を引き起こすメカニズム

首こりが原因の頭痛は、医学的には「緊張型頭痛」に分類されます。日本人の頭痛の約7割がこのタイプと言われており、最も身近な頭痛です。

緊張型頭痛が起きるしくみ

首や後頭部の筋肉(後頭下筋群・僧帽筋上部・胸鎖乳突筋など)が硬くなると、筋肉内の血流が悪化します。すると老廃物や痛み物質が蓄積し、筋肉を覆う筋膜が引っ張られて頭全体が締め付けられるような鈍い痛みが生じます。

さらに、硬くなった筋肉が後頭部の神経(大後頭神経・小後頭神経)を圧迫することで、後頭部からこめかみ、目の奥にまで痛みが広がることがあります。これが「目の奥が痛い」「こめかみがズーンとする」という訴えの正体です。

片頭痛との違い

緊張型頭痛(首こり由来)片頭痛
痛み方締め付けられるような鈍い痛みズキンズキンと脈打つ痛み
痛む場所頭全体、後頭部〜こめかみ片側が多い(両側のこともあり)
動くと軽い運動やストレッチで楽になる動くと悪化する
吐き気少ない伴うことが多い
光・音の過敏少ないあることが多い

「動くと楽になる」「頭全体がモヤッと重い」という特徴があれば、首こり由来の緊張型頭痛の可能性が高いです。逆に、動くと悪化し、吐き気や光過敏を伴う場合は片頭痛の可能性があるため、医療機関を受診しましょう。

首こりがめまいを引き起こすメカニズム

首こりが原因のめまいは「頸性めまい」と呼ばれます。耳鼻科でメニエール病やBPPV(良性発作性頭位めまい症)を否定された後に、首こりが原因とわかるケースが少なくありません。

頸性めまいが起きる2つの原因

原因1:椎骨動脈の血流低下

首の骨(頸椎)の中を通る椎骨動脈は、脳の後ろ側(小脳・脳幹)に血液を送っています。首の筋肉が硬くなって頸椎の動きが制限されると、椎骨動脈が圧迫されて脳への血流が一時的に低下します。これにより、ふわふわするめまいや立ちくらみが起こります。

原因2:首の固有受容器の異常

首の筋肉には「固有受容器」というセンサーがあり、頭の位置や傾きを脳に伝えています。首こりで筋肉が硬くなると、このセンサーが正確な情報を送れなくなり、脳が混乱して平衡感覚が乱れます。結果として、ふらつきや浮遊感が生じるのです。

👉 首こりと自律神経の関係についてはこちらの自律神経を整えるページでも触れています。

自分でできる対処法4つ

首こり由来の頭痛・めまいには、「首こりそのものを改善する」ことが最も有効な対処法です。

対処法①:首と後頭部を温める

蒸しタオルやホットパックで首の後ろ〜後頭部を10〜15分温めましょう。血流が改善し、硬くなった筋肉がゆるみます。頭痛が出始めた時にすぐ温めると、痛みが広がる前に対処できます。

💡 蒸しタオルの作り方

濡らしたタオルをラップで包み、レンジで40秒ほど温めるだけ。やけどに注意して、首の後ろに当ててください。

対処法②:後頭部のセルフマッサージ

後頭部マッサージ(3分)

  1. 両手の親指を後頭部の生え際(うなじの上)に当てる
  2. 小さな円を描くように、ゆっくり押しほぐす
  3. 少しずつ位置をずらして、耳の後ろまで
  4. 特に硬い部分は10秒ほどじんわり押す
ポイント:後頭下筋群をほぐすことで、頭痛の原因となる神経圧迫を和らげます。強く押しすぎず「痛気持ちいい」程度で。

対処法③:首こり解消ストレッチ

首の横倒しストレッチやあご引き運動など、首周りの筋肉をゆっくり伸ばすストレッチが効果的です。緊張型頭痛は動くと楽になるのが特徴なので、じっとしているよりも軽く動かしたほうが改善します。

具体的な種目は首こり解消ストレッチ5種目で詳しく紹介しています。座ったまま1分でできるものばかりなので、頭痛が出始めた時にも試してみてください。

対処法④:目の休息

眼精疲労→首こり→頭痛という連鎖パターンは非常に多いです。1時間に1回は画面から目を離し、遠くの景色を20秒ほど眺める「20-20-20ルール」を取り入れましょう。

👉 眼精疲労と肩こりの関係で、目のケア方法を詳しく解説しています。

首こりからくる頭痛、プロにほぐしてもらいませんか?|もみほぐしメニュー

こんな時は病院へ|受診の目安

首こり由来の頭痛・めまいはセルフケアやプロの施術で改善できますが、以下の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。

すぐに受診すべき危険な症状

  • 突然の激しい頭痛(今までに経験したことがない痛み)
  • 手足のしびれ・麻痺を伴うめまい
  • ろれつが回らない、言葉が出にくい
  • 視野が欠ける、物が二重に見える
  • 意識がもうろうとする
  • 頭痛が日に日に悪化している

※これらの症状は脳卒中や脳腫瘍などの可能性があります。救急車を呼ぶことも検討してください。

「危険な症状はないけど、セルフケアでは改善しない」という場合は、まず整形外科で首の状態を診てもらいましょう。頸椎ヘルニアやストレートネックなど、構造的な問題が見つかることもあります。

医療機関で「異常なし」と言われた慢性的な首こり・頭痛は、首の深層筋の緊張が原因である可能性が高いです。この場合、プロのもみほぐしで深部の筋肉をケアすることが有効です。

JIYU-肌愈オーナー

オーナーより

「頭痛がつらくて鎮痛剤が手放せない」というお客様が、首の施術を受けた後に「頭が軽くなった!」とおっしゃることがよくあります。首の後ろ、特に後頭部の生え際あたりは自分では触りにくいし、硬さに気づきにくい場所なんです。

もちろん、頭痛の原因はさまざまなので「絶対に首こりが原因です」とは言えません。でも、もし鎮痛剤を飲んでも繰り返すようなら、一度首の状態を確認してみる価値はあると思います。首をほぐすだけで、長年の頭痛から解放された方もいらっしゃいますよ。

まとめ|首こりを改善して、頭痛・めまいを根本から解消

首こりからくる頭痛・めまいの特徴

  • 頭痛:締め付けるような鈍い痛み(緊張型頭痛)
  • めまい:ふわふわする浮遊感・立ちくらみ(頸性めまい)
  • 動くと楽になるのが首こり由来の特徴
  • 検査で「異常なし」でも首こりが原因の場合がある

対処法まとめ

  • 首と後頭部を温める
  • 後頭部のセルフマッサージ
  • 首こり解消ストレッチ
  • 目の休息(20-20-20ルール)
  • 改善しない場合はプロのケアを

首こりからくる頭痛・めまいは、首こりそのものを改善することで解消できるケースが多いです。鎮痛剤に頼る前に、まず首のケアを試してみてください。

首こりの原因や全体的な対処法は首こりの原因と治し方で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

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