肩こりと首こりの違い|原因・症状の見分け方とタイプ別ケア

肩こり 首こり

肩こりと首こりの違い|
原因・症状の見分け方とタイプ別ケア

更新日:2026年2月7日 / 肩こりコラム一覧

「肩がこっている」と感じていても、実は首がこっていた——そんなケースは珍しくありません。肩こりと首こりは似ているようで、こっている筋肉も、原因も、対処法も異なります

そして厄介なことに、多くの方が両方を併発しています。「肩こり」としてまとめてケアしてしまうと、首こりが見落とされたまま残ることがあります。

この記事では、肩こりと首こりの違いを明確にし、あなたがどちらのタイプか(あるいは両方か)を判別する方法と、タイプ別のケア方法を解説します。

JIYU-肌愈オーナー

サロンオーナーより

お客様に「どこが辛いですか?」とお聞きすると、「肩こりです」とおっしゃる方がほとんど。でも触ってみると、首の横や後頭部の付け根がガチガチということがよくあります。

この記事で、ご自身が「肩こりタイプ」か「首こりタイプ」か、ぜひ確認してみてください。

肩こりと首こり——何が違うのか?

まず、「こっている場所」と「こっている筋肉」が違います。

肩こり首こり
場所肩の上面〜背中の上部首の横〜後ろ〜後頭部の付け根
主な筋肉僧帽筋上部・肩甲挙筋胸鎖乳突筋・後頭下筋群・板状筋
主な原因姿勢(猫背・巻き肩)、運動不足、冷え画面作業(前傾姿勢)、ストレートネック、眼精疲労
よくある症状肩の重さ・だるさ、肩甲骨の張り後頭部の重さ、頭痛、めまい、目の奥の痛み
悪化タイミング長時間同じ姿勢の後画面作業後、夕方、ストレス時

あなたはどちらのタイプ?セルフチェック

肩こりタイプのチェック

こんな症状は「肩こり」

  • 肩の上面を押すと痛い・硬い
  • 肩をすくめる動作で楽になる瞬間がある
  • 肩甲骨のあたりが張っている
  • 腕を上に伸ばすとスッキリする
  • 猫背・巻き肩の自覚がある

首こりタイプのチェック

こんな症状は「首こり」

  • 首を左右に回すと痛い・引っかかる
  • 後頭部がズーンと重い
  • 首の横(耳の下あたり)を押すと痛い
  • 頭痛が頻繁にある(特に後頭部〜こめかみ)
  • 目の奥が重い・眼精疲労がある

両方にチェックがつく方は「併発タイプ」。実は一番多いパターンです。

なぜ肩こりと首こりは併発するのか

パターン1:デスクワークの姿勢崩れ

デスクワークで猫背になると、まず肩の上面の僧帽筋に負荷がかかります(→肩こり)。同時に、画面を見るために頭が前に出ると、首の後ろの筋肉にも負荷がかかります(→首こり)。

つまり、一つの姿勢が肩と首の両方に負担をかけているのです。

パターン2:肩こりが首こりに波及する

肩の僧帽筋が硬くなると、隣接する首の筋肉にも緊張が伝播します。最初は「肩がこるなぁ」だったのが、いつの間にか「首も辛い」に進行するパターンです。

パターン3:首こりが肩こりに波及する

逆に、ストレートネックで首の筋肉が硬くなると、頭を支えるために肩の筋肉が代償的に緊張します。「首が原因で肩がこる」というケースも多いです。

タイプ別セルフケア

肩こりタイプ向け:肩甲骨を動かす

肩こりの主役は僧帽筋。肩甲骨を大きく動かすことがケアの基本です。

肩甲骨ぐるぐる回し

  1. 両手を肩の上に乗せる
  2. 肘で大きな円を描くように、前に10回・後ろに10回まわす
  3. 肩甲骨が動いている感覚を意識する
ポイント:小さく速く回すのではなく、大きくゆっくり。肩甲骨の「ゴリゴリ」という音が鳴る方は、かなり硬くなっています。

首こりタイプ向け:首の横と後頭部をケア

首こりの主役は胸鎖乳突筋と後頭下筋群。首の横と後頭部の付け根をケアします。

胸鎖乳突筋のセルフほぐし

  1. 首を軽く横に倒す(右に倒すと左側の筋肉が浮き出る)
  2. 浮き出た筋肉(胸鎖乳突筋)を親指と人差し指でやさしくつまむ
  3. つまんだまま、ゆっくり首を左右に小さく動かす
  4. 左右各30秒ずつ
注意:強くつまみすぎないこと。首には重要な血管や神経が通っています。「やさしくつまむ」が鉄則です。

後頭部の付け根マッサージ

  1. 両手の親指を後頭部の付け根(髪の生え際のくぼみ)に当てる
  2. 頭の重さを利用して、じんわり圧をかける
  3. そのまま小さく円を描くように30秒
ポイント:ここは後頭下筋群がある場所。目の疲れにも効くポイントです。ただし深層にあるため、セルフケアだけでは十分にほぐせないことも。

併発タイプ向け:肩→首の順番でケア

両方こっている場合は、先に肩(僧帽筋)をゆるめてから首のケアに移ります。肩が硬いまま首だけケアしても、肩の緊張が首に波及し続けるためです。

💡 ケアの順番が大切

肩甲骨ぐるぐる回し(肩をゆるめる)→ 胸鎖乳突筋ほぐし → 後頭部マッサージ。この順番で行うと、効率よく全体がゆるみます。所要時間は約5分です。

プロに伝えるとケアの質が変わる

マッサージやもみほぐしを受ける時、「肩こりです」だけでは情報が足りないことがあります。施術者に的確に伝えると、ケアの精度が格段に上がります。

  • 「肩の上面がガチガチ」→ 僧帽筋中心のケア
  • 「首の横が張って、頭が回しにくい」→ 胸鎖乳突筋もケア
  • 「後頭部が重くて頭痛がする」→ 後頭下筋群も重点的に
  • 「肩も首も両方つらい」→ 肩〜首〜後頭部の一体ケア

当サロンのもみほぐしでは、施術前に必ず「肩と首、どちらがよりつらいですか?」とお聞きしています。一人ひとりの症状に合わせて、ほぐす筋肉と力加減を調整します。

よくある質問

肩こりと首こりは同じものですか?
似ていますが別の症状です。肩こりは主に僧帽筋上部(肩の上面)、首こりは胸鎖乳突筋や後頭下筋群(首の横〜後ろ)が中心です。対処法も異なりますが、両方を併発していることが非常に多いです。
首こりがひどくて頭痛がします。肩こりとは違いますか?
首こりからの頭痛は後頭下筋群の緊張が後頭部に伝わるパターンが多いです。肩こりからの頭痛は僧帽筋の緊張が側頭部に広がるパターンが多い傾向があります。いずれも緊張型頭痛の一種ですが、ほぐすべき筋肉が異なります。
マッサージで「肩こり」と伝えれば首もケアしてもらえますか?
サロンによっては肩の上面だけのケアになることもあります。「首の横も辛い」「後頭部が重い」など具体的な症状を伝えると、首こりにも対応した施術を受けられます。当サロンでは必ず首の状態も確認してからケアを行います。

まとめ|「肩こり」と「首こり」を区別すると、ケアが変わる

肩こりvs首こりの違いと対処法

  • 肩こり=僧帽筋上部 → 肩甲骨を動かすケアが基本
  • 首こり=胸鎖乳突筋・後頭下筋群 → 首の横と後頭部のケア
  • 併発タイプ → 肩をゆるめてから首のケアへ
  • プロに具体的な症状を伝えると施術の質が上がる
  • 深層の首こり(後頭下筋群)はプロのケアが効果的

「なんとなく肩がこる」で終わらせず、どこがこっているかを把握する。それだけで、セルフケアの効果もプロの施術の効果も大きく変わります。

JIYU-肌愈オーナー

最後に

施術中に「ここ、自分では気づかなかったけどめちゃくちゃ凝ってますね」とお客様に言われることがよくあります。特に首の横(胸鎖乳突筋)は、自分では触りにくい場所。一度プロに触ってもらうと、「肩こりだと思っていたのは実は首こりだった」と気づく方も多いです。

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